dadalizerの読書感想文

読んだ本の感想(誤謬アリ)を綴るブログ。オナニープレイ。

途中経過

 えー目下のところ一冊読んでいる状態です
 が、いかんせん読むのが遅い・理解が足りない・集中力が持続しない・合間合間に読むという四重苦(最後の一つは怠慢だぎゃ)を背負っているのでまーこのブログの更新頻度が少ないこと少ないこと。
 これではちょっとアレだなーと思い、機を見るに敏という言葉が意味するように途中経過を書こうと思った次第です。何が機なのかというと、面白い文章を読んでいると「ナニカカキタイ」衝動が沸々と泡立ってくるので、そのモチベーションがはじける前に手をつけてやろうということですな。
 今読んでいるのはエリック・グリーン著/尾之上浩司+本間有・訳の「猿の惑星》隠された真実」でありますです。
 ちょうど第二章が読み終わったところなのですが、よく考えたら猿の惑星シリーズをまともに観たことがないことに気づき(一作目は観たことあるけんど)、「続・猿の惑星」の話が出てきたあたりからその弊害が表面化しまして微妙に詰まっていたりする。弊害というのはまず単純に映画を観たことのある前提で進んでいきますから、ネタバレを食らうということ。ウン十年前の映画にネタバレも糞もあるかいと仰る方々もいらっしゃるでしょうが、そりゃ気になるでしょうよ。そこには処女と非処女・童貞と非童貞に匹敵する絶対的なボーダーがあるのですから。
 そうでもないか。作品によるな、うん。この例えもおかしいし。
 二つ目の弊害は歴史に疎いということ・・・はまあでも別にそこまでアレなんですが、猿の惑星のスタッフや原作者などについては知っていないと名前と行動などには言及されますが具体的なイメージがわかないのでちょっと毎回名前を調べたりしないといけないので、それも読むのが遅くなる原因の一つかも。あとチャールトン・ヘストンが当時どういった印象を大衆に与えていたのか、という部分とか。これもまあ一応説明はされますけど、やっぱり向こうの事情について知っていた方がより理解はしやすいだろうし。
 でもまあ、だからこそヘストンの起用についてとか、その効果とかを論してくれているので評論としてはしっかりしているんですが。猿の種類によって人種構造や権力構造が違っているといった部分や、映画本編に至るまでの変遷や脚本の移り変わりなどなど、その裏側をしっかりと書いていくれているので「そーなんだー(このcm最近見ないな)」となること請け合いです。

 で、どうやら第三章から三作目の「新・猿の惑星」がそれ以前とそれ以降のシリーズの分水嶺になっていることに触れつつ本格的な解説に入っていくのですが、その前に本編観といた方がいいんでねーかという気がして止まっているんですよね・・・。

 今度新作やるんだし、GyaOかどっかで新作一気に無料公開してくれんかな・・・やるとしてもジェネシス・とライジングだよなぁ。いや、映画としてはむしろこちらのほうが好きなんですが(旧シリーズは1しか見てないので比較はできまへんけど、多分超えてくることはないだろう)。